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![]() 「安田理深講義集2 親鸞における主体の問題『信心』」(安田理深/彌生書房) 浄土真宗における「善」について、 「観経(隠顕)」などを通して明快な位置づけをされています。 「『観経』には本願に立たない立場を転じて、 本願の世界を開くところに独自の使命がある。 (中略) 『観経』は否定媒介になる。努力を止めるのでなく、努力を捨てるのである。 努力を捨てることは努力のなかにあって努力を超えている。 努力を止めることなら誰でもできるが、人間の努力をやめても本願にならないのである。 努力を捨てる、努力によって努力を捨てる、努力を徹底して努力自身の無効を自覚させる。 そういう使命をもっているのが『観経』である」 (「安田理深講義集2 親鸞における主体の問題『信心』」より抜粋) この後、「自力は大いに必要である」としています。 「他力本願」を安請け合いし、真理へ近づく「信仰の勇気」を失ってはならない。 自力、他力を問わず、堅実に「菩薩道」を歩むことが 必要だということを気付かせてくれる一冊です。 |
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